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ドラマ

実在した麻薬王、ジョージ・ユングの半生を描いた映画です。犯罪者がどんな人生を送ったかなんてどうでもいいことだと思って、この映画は公開されてからしばらくの間ずっと相手にもしていなかったのですが、実際に観てみると深く考えさせられる部分が幾つもありました。

主人公自身、最初に麻薬を売ることに手を染めたのは、大物のディーラーになろうとか、世界を騒がす犯罪者になろうとかいった野心があったわけではなく、本当に軽い出来心からでした。しかし、少し麻薬を売っただけで大量のお金が手に入るため、その快感が癖になり、麻薬を売ることから手を引けなくなってしまいます。果てにはいつしかやり手の麻薬密売人として業界内でもその名を知られることになり、巨額の金を手にいれて妻とともに贅沢三昧の日々を送るようになる。そして、これからもずっとこんな幸せな日々が続くものかと思いきや、最後には転落の人生を迎えてしまう。

結局、悪いことをしてどんなに私服を肥やしたとしても、最後に待っているものは悲惨な結末でしかないということでしょうか。ここ最近、多くの政治家たちによる不正会計が世間で騒がれていますが、悪いことをして金を手に入れたところで、待っているのは世間からの集中砲火ですし、そのときには自分だけではなく家族やその周囲の人まで迷惑を被ることになる。そのため、周囲の人たちはどんどん愛想を尽かして、その人から離れていってしまう。どんなに悪いことをして一時的にいい思いをしたとしても、最後に待っているのは悲惨な結末でしかないわけですが、自分の行った悪が明るみに出されるまでは、なかなかそのことにも気付かないものなのかも知れません。そんなことを深く考えさせられた素晴らしい映画でした。

映像は全編に渡ってとても美しく、ジョニー・デップの演技も冴えていました。もっとも、個人的にはジョニー・デップの演技にはところどころ注文をつけたくなるところもありましたが、主人公の心の悲しみが深く心に伝わってきたのは確かです。競演したベネロペ・クルスもとても印象的で、映画を観てからしばらくの間はやつれ果てた彼女の姿が頭から離れませんでした。とにかく、極めて芸術性の高い映画だったと思います。ちなみにブロウとは、コカインの俗称だそうです。

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ブロウ


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1. 不都合な真実  [ 映画を観たよ ]   2007年02月22日 18:30
今年は暖冬です。
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